熊野神社は、保安4年(1123年)に名取老女が創建したとされる熊野三社の一つで、江戸時代以前は新宮社と呼ばれ、熊野神社文書や一切経など、国・県・市の指定を受けた貴重な文化財が多数伝えられています。境内の奥には、熊野信仰と関係が深い建築様式で、江戸時代初期に建てられた県指定の熊野神社本殿があります。また、ご神池の浮島に建つ神楽殿では、毎年4月と10月の例祭で熊野堂神楽が披露され、池の中に組み立てた特別な舞台で舞われる熊野堂舞楽は、年1回、4月の例祭の時しか見ることができない貴重なもので、神楽と共に県指定の無形民俗文化財になっています。
【住所】高舘熊野堂字岩口上51