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熊野那智神社

名取熊野三社の一つ熊野那智神社は、江戸時代の記録によれば、養老3年(719年)に、閖上の漁師が海中から引き揚げた御神体が光を放ち、光が指した場所にあった羽黒権現に、名取老女が紀州の熊野那智大社の神を合せて祀ったものとされています。明治時代に拝殿の床下から見つかった、平安・鎌倉時代の懸仏・銅鏡は、国・県の指定文化財になっています。また、境内には、小規模ですが那智の滝、奥州三十三観音の一番札所である観音堂のほか、ウラジロガシ・ヤマコウバシなどの植物や、ご神木の古代杉や、高野槙、老銀杏があります。神社は高館山の頂上付近に位置するため、平野や太平洋を一望できる絶景の場所です。

【住所】高舘吉田字舘山8