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十石上(じゅっこくかみ)の藪椿(やぶつばき)

 愛島にある道祖神社の門前付近には、古代や中世の頃から東山道や東街道と呼ばれる様々な文物が往来する幹線道が通り、現在も県道が通っています。この県道のすぐ東側の宅地や山林内には複数の藪椿があり、特に県道から東に分岐する道路脇に立つ2本の藪椿は、西側に立つ樹高約10mで胸高の直径が約45㎝のものと、東側の樹高約13mで胸高の直径が約49㎝という見事な巨樹です。個体差はありますが樹齢は300年前後かそれ以上で、江戸時代中期以前に植えられたものと推定される稀少な椿です。

【住所】愛島塩手字十石上地内