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熊野堂横穴墓群(くまのどうよこあなぼぐん)

熊野堂横穴墓群は、高館丘陵北端部の砂岩が露出する斜面に造られた、古代の人々のお墓です。以前は、「蝦夷穴」と呼ばれ、古代の東北に住んでいた人々の住居と思われていました。89基の横穴墓を発掘調査した結果、分布範囲は大きく3つの区域に分かれ、埋葬施設の保存状態は大変良く、一つの玄室に複数の人骨が追葬された状態の墓もありました。副葬品は、鈴釧や金環、須恵器や土師器などの土器があります。横穴墓の構造や出土品などから、7~8世紀にかけて造られた、高館熊野堂付近の支配者層の家族的な集団墓と推定されています。

【住所】高館熊野堂字大門山35

【アクセス】名取市乗合バス「なとりん号」相互台線
「那智が丘入口」停留所下車 徒歩約15分

【備考】夏は草木が茂り見学が難しいことがあります。駐車場なし。

【住所】高館熊野堂字大門山35