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名取老女の碑(墓)

東北の熊野信仰の中心的存在である名取熊野三社(新宮、本宮、那智)の勧請について、昔から「名取老女」の物語が伝えられています。毎年紀州熊野に参詣していた巫女が、年老いて参詣できなくたったため、付近に小さな熊野三社を建ててお参りをしていました。その後、旅の山伏に紀州熊野権現のお告げがあり、枕元にあった椰の葉に「道遠し年もいつしか老いにけり 思いおこせよ我も忘れじ」という和歌が記され、これを山伏が老女に伝えたところ、感激して涙を流したといいます。そんな老女の信仰深さからその徳が広がり、高舘熊野堂と高舘吉田に熊野三社が勧請されたと伝えられています。このような老女の徳を偲んで、文化8年(1811)に地元の人々によって名取老女の墓が建立されました。

【住所】下余田字飯塚228-1